KCC – IEP(付属英語プログラム)、ESOL 94、ESL 100、ENG 100、クラス分けテスト(Placement Test)に関して

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付属英語プログラム(IEP)とは?

KCCに留学生として入学する新入生の中で、入学基準英語試験(英語能力テスト)で英検準2級(同等の他の英語試験でも有効)以上、英検2級A判定(2150点)(同等の他の英語試験でも有効)未満でも入学は認められますが、その場合、いわゆる条件付き入学という形で、付属英語プログラム(IEP: クラス名 ESOL 50、52、IS 54)を受講する必要があります。

付属英語プログラム(IEP)とは、まだ英語力が未熟な学生に、英語力のみならず、現地大学生と一緒にクレジットプログラム(=大学正規コース)の授業についていけるよう勉強する「大学準備コース」です。IEPの中身(クラス)は、ESOL 50、52、IS 54という3種類のクラスに分かれていて、それぞれを受講します。

付属英語プログラム(IEP:クラス名 ESOL 50、52、IS 54)は、1学期間卒業単位なしで英語を集中的に学び、語学力をアップさせます。1学期間を終え、合格するとクレジットプログラム(=大学正規コース)に入ることができ、卒業単位ありのクラスを履修出来るようになります。

ESOL 50とESOL 52

「The Civil Rights: history and groups:公民権:歴史・団体(黒人、女性、障害者、LGBTQ+など)」や「Civil Rights: character analysis through films:公民権:映画に見る人物分析」、アメリカ文化や歴史を学びつつ、英語力の上達を図り、クレジットプログラムの授業さながらの授業展開でクラスに慣れていきます。ESOL 50は午前中、ESOL 52は午後にクラスがあります。

  • ESOL 50:論文作成、プレゼンテーション
  • ESOL 52:文書読解、リサーチ、論文作成・改訂、プレゼンテーション

IS 54

「Campus exploration:キャンパス探検」と言い、キャンパス内の施設紹介や施設の使い方などを学びます。またKCCやハワイ大学への理解、アカデミックプランなども学びます。

付属英語プログラム(IEP)は、2021年秋学期以降Rolling Admission(願書を受け付けた時点で審査を行う入学定員締切方式入学定員締切方式)になり、毎学期願書提出締切日は決まっているものの、その前に定員がいっぱいになると入学定員を予告なく締め切る場合があります。締め切った場合は、付属英語プログラム(IEP)に入れませんので、付属英語プログラム(IEP)入学を予定してる人は出来るだけ早くお申し込みください。

IEP教授「Guy Kellogg先生」にインタビュー

IEPについて詳しくお話いただきました。

付属英語プログラム(IEP)受講後の流れ

付属英語プログラム(IEP)受講後、先生から合否判定をもらい、合格をもらうとクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)を受けられます。その結果によって、ESOL 92かESOL 94、もしくはESL 100/ENG 100に入ります

KCCのクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)以外にESOL 94=英検2級A判定合格相当の英語力が示せる入学基準英語試験(英語能力テスト)の結果があれば、クラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)の結果に関係なく次の学期でESOL 94に入ることも可能です。

Q. IEPをretake(再受講)する学生ってどのくらいの割合でいますか?

A. 留学生用オフィス:Paul S. Honda International Center(HIC)によると年に1人くらいだそうです。

Q. IEPでは、1度受講後、retake(再受講)になった場合、何回まで再受講可能ですか?また、ESOL 92と94は何回まで可能ですか?

A. IEPは、2回まで再受講出来ますが、2回目で不合格になった場合は退学となります。また、ESOL 92とESOL 94は何回でもretake(再受講)可能ですが、その後例えばKCCを何かしら退学になり、再度戻ってこようとする場合に、過去ESOLの再受講が多く、評価基準のNC、W、Fが7個以上ある場合、I-20の発行が出来ないため、再入学が出来なくなります。

KCCのクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)の採点・評価に関して

KCCのクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)で、ESOL 92かESOL 94の基準ですが、一番大事なポイントはWritingとEssayです。Essayの採点・評価に関して、受験後すぐに表示されるスコアは仮スコアで、最終スコアはESOLの教授が採点・評価するため、点数化されません(実際はされてるかもしれませんが、学生自身はわかりません)。ただし、Essayの採点・評価がESOL 92かESOL 94の決定に一番響くポイントだそうです。

学生さんで、「クラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)のReadingを含む各スコアは、ESOL 94レベルなのに結果ESOL 92と評価されてしまった」という方がいます。その理由は、「Essayの採点・評価がESOL 92レベルである場合が多い」からだそうです。ESOL 92かESOL 94の基準・評価は、総合的に判断されますが、最終判断は、ESOLの教授が判断します。その採点・評価に不服がある場合は、ESOLの教授と面談を希望してください

もしESOL 92と評価され、次学期にESOL 92を履修登録してしまった場合、例えESOL 92の成績が良くても、ESOL 94は基本的にスキップ出来ませんが、ESOL 92の履修中に何らかの入学基準英語試験(英語能力テスト)でESL 100レベルのスコアを取れれば、実際スキップ出来ます。また、ESOL 92の履修中に何らかの入学基準英語試験(英語能力テスト)でESOL 94レベルのスコアを取れれば、次学期はESOL 92の成績に関係なく、確実にESOL 94を履修登録出来ます。

KCCクラス分けテストの採点・評価に関するIEP教授「Guy Kellogg先生」の認識

個々のクラス分けには人間の評価が必要です。現代において、AIが進歩したとはいえ、たとえば、Writing(Essay)を正確に評価することはできません。ESOLの教授は、Readingのスコア、Writing(Essay)の仮スコアなどの状況を踏まえて、人間としてWriting(Essay)を読み、採点・評価します。通常、他校のIEP(付属英語プログラム)では、このような余分な作業を行いませんが、私たち(KCC)は行います。この「人間が評価するプロセス」の目的は、学生が能力を伸ばし続け、成功する可能性が最も高いクラス(ESOL 92、ESOL 94、ESL 100)を見つけることなのです。

IEPを修了することは、留学生の英語力が米国大学進学に十分であることを意味するのではなく、大学の基本的な授業を取り始めるのに十分であることを意味します。IEPを終了する学生は、ESOLと学位に関連する授業の両方を1年度以上履修する覚悟が必要です。たしかに、もっと早くESOLを終了する留学生もいるかもしれませんが、学生は、各学期末のIEPのクラス分けテスト(IEP)、そしてESOL 92やESOL 94のクラス評価で測定される「英語で何ができるかという部分に基づいて進級が決まること」を理解し、準備してほしいと思います。

ハワイ現地で受けられる入学基準英語試験(英語能力テスト)

ハワイでも一通りの入学基準英語試験(英語能力テスト)が受けられますが、もちろん英検も受験可能です。英検は、インウェブアウト留学センター提携校のIIE Hawaiiが公式の英検の受験会場となっております。詳細はこちら(外部リンク)です。また、会場に行かず自宅ですぐに受験でき、結果はたった2日で受け取れる入学基準英語試験、Duolingo English Test(デュオリンゴ)も便利です。こちら(外部リンク)から受験しましょう。

KCC入学申し込み希望の方

KCC留学生「Kyosuke Watanabeさん」にインタビュー

インタビュー当時、彼はIEPの学生でした。

ESOL 94、ESL 100、English 100とは?

KCCに留学生として入学する新入生で、入学基準英語試験(英語能力テスト)が英検2級A判定(2150点)〜英検1級未満(同等の他の英語試験でも有効)の場合、卒業単位のあるクラスを取れますが、英語クラスに関しては、ESOL 94(卒業単位なし)という段階からのスタートになります。その学生が英語のクレジットプログラム(=大学正規コース)である100レベルの授業(ESL 100 or ENG 100)を取るためには、ESOL 94で先生から合格通知をもらい且つ成績がCR+である方法、KCC内のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)で100レベルを受講可能となる方法、英検1級(同等の他の英語試験でも有効)を取得する方法の3種類です。

入学基準英語試験(英語能力テスト)が英検2級A判定(2150点)〜英検1級未満(同等の他の英語試験でも有効)で入学する留学生は、ハワイ入国後、履修登録する前にKCCの図書館で受けられるAccuplacer ESLという種類のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)を受けることが出来ます。もしAccuplacer ESLの結果がESL 100から始められる十分なスコアを取れれば、ESOL 94をスキップ出来ます。ENG 100を履修したい学生はページ下部、「EdReadyについて」をお読みください。

また、入学基準英語試験(英語能力テスト)が英検1級(同等の他の英語試験でも有効)で入学する留学生は、英語クラスもクレジットプログラム=ESL 100〜スタートします。

ESL 100とENG 100の違いについて、どちらも同じレベルで卒業に必要なクラスですが、ESL 100はより留学生向けで、ENG 100はネイティブ向けです。また、KCC卒業後アメリカ本土の大学に編入希望の場合、ENG 100の方が別の大学に単位移行しやすくなっております。

ESOL 94

「Sustainability and the Environment:持続可能性と環境」や「Linguistics and Second Language Acquisition:言語学と第二言語習得」というテーマに沿って勉強します。

通常、ESOL 94を受講後、先生から合格通知をもらい且つ成績がCR+であるとESL 100に進むことが出来ます(ENG 100を履修したい方はこのページの下記をお読みください)。

KCC留学生「Cocona Nishinoさん」にインタビュー

インタビュー当時、彼女はESOL 94の学生でした。

ESOL 94(92も同様):成績に関して

「CR」と「CR+」はESOL92とESOL94の成績のことです。「CR」は学生が合格したことを示しますが、学生の習熟度がまだ高いレベルには達していないことを示します。この場合、次のレベルに進むことは出来ません(ESOL 92であれば94、94であればESL 100かENG 100)。基本的に、KCCでは、クラスを合格することと語学の上達を別々のものと見なします。出席率が高く、授業もきちんとこなしていても、次のレベルの勉強に必要なレベルに達していないこともありえます。そのような場合、成績は「CR」となります。また、出席率がよく、すべての課題をこなし、さらに高い英語力を示した学生の場合は「CR+」となりますこの「+」は、「次のレベルへの準備が整っている」ことを表しています。ESOL92とESOL94では、成績が「CR+」であると次のレベルに進むことが出来ます。

ESOL 94:卒業単位として認められている専攻

通常、AA 学位や AS 学位卒業には、現地大学レベルの英語クラス、ESL 100 or ENG 100を必須としますが、下記の専攻のCA(サーティフィケイトプログラム)は、英語クラスに関し、ESOL 94でも卒業単位として認められております

  • Hospitality and Tourism(ホスピタリティ&観光業):
    • Hospitality Operations Management(ホテル&レストラン経営):CA
    • Travel and Tourism Operations Management(旅行&観光業):CA
  • Culinary Arts(調理学):
    • Culinary Arts(料理学):CA

KCCを約1年間で卒業できる専攻(major)とCertificate of Achievement Programs(CA)(サーティフィケイトプログラム)について、詳細は下記のリンクからご確認ください。

ESL 100

「Success in College:大学生活で成功する方法」というテーマに沿って勉強します。

ENG 100

ネイティブの学生とアメリカやハワイの文学について学びます。

留学新入生の入学後のルートに関しての動画

クラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)

英語のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)概要

英語のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)について、入学時、入学基準英語試験(英語能力テスト)で、英検準2級(同等の他の英語試験でも有効)以上、英検2級A判定(2150点)(同等の他の英語試験でも有効)未満で入学した留学生は、付属英語プログラム(IEP)受講後、先生から合否判定をもらい、合格をもらうと履修登録する前までにKCCの図書館で受けられるAccuplacer ESLという種類のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)を受けることが出来ます。もしAccuplacer ESLの結果がESOL 94から始められる十分なスコアを取れれば、ESOL 92をスキップ出来ます。もしAccuplacer ESLの結果がESL 100から始められる十分なスコアを取れれば、ESOL 94をスキップ出来ます

また、英検2級A判定〜英検1級未満(同等の他の英語試験でも有効)の留学生は、ハワイ入国後、履修登録する前にKCCの図書館で受けられるAccuplacer ESLという種類のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)を受けることが出来ます。もしAccuplacer ESLの結果がESL 100から始められる十分なスコアを取れれば、ESOL 94をスキップ出来ます

通常英検2級A判定〜英検1級未満(同等の他の英語試験でも有効)の留学生は、最初の留学新入生オリエンテーション(F1 check-in session)の後、KCCの図書館でAccuplacer ESLを受けるため、留学生はハワイに居る必要があります。学生はAccuplacer ESLを受けたい場合、KCC留学生用オフィス、Paul S. Honda International Center(HIC)に連絡する必要があり、学生アシスタントがAccuplacer ESLの受験方法を説明しますが、こちらから受験予約が出来ます。

  • 受験予約方法:こちらから
    • Exam Registration→Placement Tests→Accuplacer Tests→00005 ACCUPLACER – ESL READING AND WRITEPLACER→日付選択→時間選択→First Name、Last Name、Email、もう一度Email→「I agree to follow the above guidelines」にチェック→情報を入れる→Add to Cart
  •  一度に数学も受験する場合:こちらから
    • Exam Registration→Placement Tests→Accuplacer Tests→00006 ACCUPLACER – MATH, ESL READING AND WRITEPLACER→日付選択→時間選択→First Name、Last Name、Email、もう一度Email→「I agree to follow the above guidelines」にチェック→情報を入れる→Add to Cart

さらに細かい手順に関しては、最初の留学新入生オリエンテーション(F1 check-in session)でHICスタッフが説明します。

英語のクラス分けテスト(Placement Test)は、Reading(1時間)とWriting(1時間)です。Readingは文法について複数の選択問題が出され、Writingは与えられたトピックについてエッセーを書く方式です。英検2級A判定〜英検1級未満(同等の他の英語試験でも有効)で入学し、ESOL 94をスキップしたい場合は Placement Test を受けることお勧めします。

留学生が受けるクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)は、基本的にKCCの図書館で受けられるAccuplacer ESLという種類のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)ですが、現在オンラインで受けられるEdReadyというクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)でも100レベルに決まれば、100レベルを受講可能です。ただし、その場合、ESL 100は受講出来ず、ENG 100のみになります。ESL 100を受講したい場合は、Accuplacer ESLを受けましょう。

EdReadyについて

留学生は、現在オンラインで受けられるEdReadyというクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)でも100レベルに決まれば、100レベルを受講可能です。ただし、その場合、ESL 100は受講出来ず、ENG 100のみになります。ESL 100を受講したい場合は、Accuplacer ESLを受けましょう。

EdReadyは、オンラインで受けられる英語のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)で、入学決定後、日本に居てもこちらからアカウントを作成し受験出来ます。詳細は下記のチュートリアルをご視聴ください。

英語のクラス分けテスト(Placement Test / English Proficiency Tests)に関するよくある質問

下記のページにまとめてあるので、ご参照ください。

数学のクラス分けテスト(Placement Test)について

数学のクラス分けテスト(Placement Test)についてご説明致します。数学のクラスを受講するためには、数学のクラスの履修登録する前に数学の Placement Test を受ける必要があります。その結果次第でどのクラスを受講出来るかが決まります。

Placement Test はEasy、Medium、Hardに分けられていて、受けるテストのレベルは自分で選ぶことができますが、留学生はMediumかHardがお勧めです。理由は、レベルが低いほど問題文の文字が数字より多く、理解が難しい場合があります。

よくある質問

Q. 今高校で文系クラスにいます。リベラルアーツ専攻では、数学の授業もあると思うのですが、数Ⅲの学習もしておいた方がいいのでしょうか?それとも数1・Aを復習しておいた方がいいのでしょうか?

A. まず、数学のクラスを受講するためには、数学のクラスの履修登録する前に数学の Placement Test を受験する必要があり、その結果次第でどのクラスを受講出来るかが決まります。また、リベラルアーツで卒業後、4年制大学でどういう専攻を勉強するかによって、「KCCでどのレベルまでの数学のクラスの履修が必要になるのか?」も変わりますし、日本の高校の数学のカテゴリとアメリカの大学の数学のカテゴリは異なるため、一概に「日本の高校の数学○○を学習しておいた方が良い」とは言えません。ただ、数学の Placement Test を受験する前に、高校の数1・数Aを復習しておいても良いとは思います。余談ですが、リベラルアーツでもConcentration(集中研究)によっては、数学を履修せず、代用としてBUS 100やICS 141、PHIL 111でも良い場合もあります。


上記に関するお問い合わせは下記のリンクからお願いいたします。

卒業までの大まかな留学費用

授業料のみならず、卒業までの大まかな留学費用は下記の画像リンクをご確認ください。

 

留学生「Kai Makabeさん」にインタビュー


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