KCC – 卒業・中退した日本の大学の単位をKCCに移行

University of Hawaiʻi – Kapiʻolani Community College(州立ハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジ)=KCCでは、過去に卒業、もしくは中退した日本の大学の単位をKCCに移行することが出来る場合があるのをご存知ですか?

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単位を移行することで卒業を早められる可能性がある

KCC入学後、過去に日本で短大や大学を卒業している、もしくは中退したが、単位を取得した経験を持つ場合、その単位をKCCに移行することで卒業を早められる可能性があります。そもそもアメリカの大学システムおいて、ある大学から別の大学への編入は普通のこととして考えられています。アメリカの大学は単位制ですから、別の大学で取った単位を認めてくれますし、日本の大学で取った単位も認めてくれます。KCCも同様です。

ただし、日本の大学からKCC(アメリカの大学)に単位移行する場合、普遍的で国際的な成績証明評価プロセスが存在しないため、各コースの評価を個別に処理する必要があり、一つ一つ審査し処理しなければならないので、日本の大学からの単位移行には時間がかかります。また、成績証明評価プロセス(単位移行)を開始するためには、KCCの学生であり、カレッジプログラム(通常のクレジットプログラム)の授業に登録している必要があります。

もし入学時に大学準備コース(IEP)からの場合は、IEP終了後にプロセス(単位移行)を開始できます。

もし入学時にクレジットプログラム(ESOL 94)からの場合でも、KCC学生の定義として、KCC入学=授業初日=授業開始日=その日からKCCの学生ですので、KCC初学期の履修登録前の単位認定はされません。厳密には、履修登録はKCCの学生になる前に行います。成績証明評価プロセス(単位移行)は、KCC入学後にのみ審査され可否が判断されます。

複数学位制度(ダブルディグリー)も可能

また、KCCのカレッジプログラム(通常のクレジットプログラム)に在学し、卒業単位となる単位のうち12単位を取得すれば、他校の大学(日本の大学を含む)から卒業単位となる残りの単位をKCCに移行することで卒業が可能となり、KCCの学位を取得することも出来ます。これは、卒業となる最終学期に、学生がKCCに在学しなくても良いとされています。学生によっては日本の大学とKCCの2つの大学の学位を短時間で取得することも可能ということです。

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KCC入学申し込み希望の方

よくある質問

今現在日本の大学に通い授業を受けているのですが、今大学で取得した単位をKCCへの編入の際に使えるのかどうか知りたいです。また、使えるとしたらどのくらいの単位基準で反映されるのかも詳しく教えていただきたいです。

成績証明評価プロセス(単位移行)に関しては、現在通われている大学でどんなクラスを履修してるかによりますので、一概にどれくらいとは言えません。単位移行できるクラスに関しても、例えば日本の大学の英語のクラスに関しては移行はできないと思ってください。理系のクラスや専門的なクラスになると移行できる場合があります。

ただ、日本の大学からKCC(アメリカの大学)に単位移行する場合、普遍的で国際的な成績証明評価プロセスが存在しないため、各コースの評価を個別に処理する必要があり、一つ一つ審査し処理しなければならないので、日本の大学からの単位移行には時間がかかります。また、成績証明評価プロセス(単位移行)を開始するためには、KCCの学生であり、カレッジプログラム(通常のクレジットプログラム)の授業に登録している必要があります。もし入学時に大学準備コース(IEP)からの場合は、IEP終了後にプロセス(単位移行)を開始できます。

KCC学生の定義として、KCC入学=授業初日=授業開始日=その日からKCCの学生ですので、KCC初学期の履修登録前の単位認定はされません

 

下記は実際のKCCの学生が成績証明評価プロセス(単位移行)を開始するための手順です。


成績証明評価プロセス(単位移行)

KCCではハワイ大学マノア校と共同で、日本の教育機関からの単位移行の認否確認をするための手順があり、単位移行を希望する学生は必要な書類を提出しなければなりません。必要な書類とは、各コースの概要、シラバス、その他書類の英訳などです。ただし、各コースの概要の内容が短かったり、詳細を充分に提供しない場合、コースの単位移行を認定されない場合や追加の情報を必要とすることもありますので、書類を提出する際には、包括的なレポートを作成するのがベストです。

以下のステップが単位移行するための手順です。

*ステップ1:学術的意向の決定(進路)

学生は、1) KCCを卒業するか、2) KCCを卒業せずに他の学校に編入するかを決めなければなりません。完了した国際成績証明書の評価は、KCCの学位取得にのみ使用でき、ハワイ大学の他のキャンパスでは使用できません。

*ステップ2:教育機関の認証を確認

学生は、日本の学校(大学)名、学校(大学)の住所、学校(大学)の電話番号やFAX番号、学校(大学)のウェブサイト情報を手に入れ、KCCのPaul S. Honda International Center(HIC)に提出してください。その後、フラッグシップキャンパスであるハワイ大学マノア校に連絡を取り、その学校(大学)が日本の文部科学省に認可されているかどうか、またKCCへの単位移行が可能かどうかを調べてもらいます。このプロセスが完了したら、学生に通知します。

*ステップ3:KCCに日本の学校(大学)の正式な成績証明書を送る

日本の文部科学省に認可されている学校(大学)で、KCCを含むハワイ大学システムへの単位移行が可能な場合は、その学校(大学)から、正式な成績証明書を下記の住所に送付してもらう必要があります。また、その正式な成績証明書は、その学校(大学)の教務課のスタンプが押された封筒に入れてください。

Kapiolani Community College
Honda International Center, Iliahi 107
c/o Shawn Yacavone
4303 Diamond Head Road
Honolulu, HI 96816

*ステップ4:シラバス/コース説明資料を集める

その学校(大学)の入学審査課に問い合わせ、KCCへの単位移行の可能性があることを伝えることと、KCCで審査を希望する各コースのシラバスやコース説明書の資料を集めてください。また、必要に応じて、すべての書類の英訳を提出しなければなりません。提出するこれらの書類は、学校(大学)から直接入手したものでも、KCCに提出したものでも構いません(学校(大学)の公式ウェブページやコースカタログ、教務課からメールで送られてきたもので、学校(大学)の正式なレターヘッドや学校(大学)のウェブページのURLなど、学校(大学)の正式なスタンプや印を押印したものであれば、印刷したものでも構いません)。

*ステップ5:専攻を宣言し、授業に登録する

成績証明評価プロセス(単位移行)を開始するためには、KCCの学生であり、カレッジプログラム(通常のクレジットプログラム)の授業に登録している必要があります。また、KCCでの特定の専攻に向けて、その学校(大学)で履修した授業を評価するために、学生は専攻を宣言している必要があります。

*ステップ6:Transcript Evaluation Form (TER) を提出する

学生は、その学校(大学)の正式な成績証明書とシラバス・コース説明資料などに加え、Transcript Evaluation Form (TER) を提出しなければならない。このフォームはKCCのPaul S. Honda International Center(HIC)で入手可能で、他のすべての書類を提出する際に記入します。

*ステップ7:成績証明評価プロセス担当者とのアポイントメントを取る

学生は、上記のすべてのステップを完了したら、国際成績証明評価プロセス担当者とのアポイントメントを手配しなければなりません。

*評価結果

評価(単位移行)が完了すると、学生にはハワイ大学のアカウント、MyUHポータルの学生ファイルに、評価(単位移行の)結果が処理されたことを示すメールがハワイ大学の入学審査課から届きます。また、KCCからの学位取得に向け、最大限に評価が活用できるよう、アカデミックアドバイザーとの面談を勧めます。

成績証明評価プロセス(単位移行)が行われている間は、専攻科目の登録の準備をしておいてください。単位移行の可能性がある科目の登録は避けることをお勧めします。


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