学生ビザ取得方法

留学する際、絶対欠かせないことの一つ、ビザ。ビザ手続きは難しいように感じますが、一つ一つ確認し書類を集め、手順を踏めば、誰でも出来ます。下記にアメリカ留学ビザ取得に関する情報をまとめました。

ビザとは

渡航先の国が発行する査証のことです。アメリカに留学するときは「学校に通って勉強する」という目的のため、専用の査証と滞在許可が必要になります。日本人がアメリカに観光旅行する場合は、アメリカは日本に対して「ビザ免除プログラム(ESTA の申請必須)」が適用され、ビザなしで入国することが出来るという特別許可があります。

アメリカの「学生ビザ」を取得希望の場合、在日米国大使館及び領事館に申請します。ビザは、入国時にイミグレーションエリアで必要になります。イミグレーションエリアの審査官から入国目的を聞かれますが、そこで「学校に通って勉強する」ことを審査官に伝え、「学生ビザ」と学校から発行された入学許可証「I-20」を提出し、入国審査を受けます。入国審査の許可が下りると学生としてアメリカ国内に入国することが出来ます。

学生ビザの種類

  • F-1 ビザ:語学学校、大学、大学院
  • M-1 ビザ:専門学校

一般的な留学はF-1ビザ

語学学校で英語を学ぶ、アメリカの大学で学位を取得する場合などはこのビザです。

F-1 ビザを取得するかどうかは「フルタイムの学生(Full-time Student」かどうかがポイントです。「フルタイム」とは、大学の場合は「1学期に12単位以上を取得する」こと、語学学校の場合は「週18時間以上授業を受ける」ことです。

留学期間が短い場合は「ビザ免除プログラム(ESTAの申請必須)」で入国可能

留学期間が3ヶ月未満(90日以下)の場合は「ビザ免除プログラム(ESTA の申請必須)」で入国可能です。また、「フルタイム(Full-time Student)でない学生」として、学校の授業が「週18時間未満」の場合も「ビザ免除プログラム(ESTA の申請必須)」で入国可能です。ただし、条件として、事前に ESTA の申請と帰国の航空券を予約済みでなければなりません。

留学期間が3ヶ月未満(90日以下)でも授業が週18時間以上あるコースに通う人は F-1 ビザが必要です。自分が通うコースがビザが必要かどうかは学校に申し込む際に問い合わせ確認をしましょう。

ビザ取得手続きは自分でできる

こちらにも書きましたが、手順としては、

  1. 学校の入学(許可)手続き
  2. 入学許可証(I-20)を発行してもらう
  3. 入学許可証(I-20)を含む必要書類を揃えて在日米国大使館及び領事館でビザ申請手続きをする

英語が出来なくてもすべて自分でできるので、頑張りましょう。書類集めや手続き代行を行う留学斡旋会社もたくさんありますが、インウェブアウト留学センターでは、自分でやることを推奨しております。自分でやり、ビザを取得でき、アメリカに学生として入国できたとき、あなたは国と国との仕組みやビザに関して「代行を行って留学してきた人」より知識が増え、これも留学の一つとして、素晴らしい経験になるはずです。

それでもビザ取得に不安があり代行をしてほしい場合はこちらにお問い合わせください。インウェブアウト留学センターからビザ取得代行を行っている会社をご紹介いたします。

ビザ取得費用に関して

2022年2月現在

  •  パスポート取得費用:
    • 5年間有効:¥11,000
    • 10年間有効:¥17,600
  • 入学許可証(I-20)を発行してもらう学校の申込手数料:$350前後
  • I-20 送料:学校による
  • ビザ申請料金:$185(2023年5月30日〜)
  • SEVIS 費用:$350
    • *Student and Exchange Visitor Information System:学生ビザ申請者には支払いが義務付けられているものです。
  • パスポート及び申請書類(ビザ)郵送料:¥3,190
  • 英文残高証明書発行手数料
  • 証明写真撮影費用
  • 在日米国大使館及び領事館への交通費
  • 補足書類
    • 英文のエッセイ:インウェブアウト留学センターでは、ご相談に乗りながらお客様と一緒にエッセイを作成致します。詳細は下記の画像からご確認ください。

*料金は変更になることがあります。必ず申請時点の料金を確認しましょう。

>>在日米国大使館及び領事館(外部リンク)

ビザ申請のための書類と手続き

1.パスポート

手続きにパスポート番号が必要になります。パスポートを持っていない場合は最初に取得しましょう。パスポートを持っている人は、有効期限をチェック。I-20 に記載される期間+6ヶ月が必要です。

>>留学に必要なもの

ビザ申請時、必要書類として、現在有効なものの他に、もし過去10年間に発行されたものがあれば、在日米国大使館及び領事館にはそれらの提出も必要です。

・パスポートの切替発給をお考えの方

留学のためにパスポートを切替発給する際、残存有効期間が1年以上あっても事情に応じて切替発給を出来る場合があります。詳細は下記の画像からご確認ください。

2、銀行残高証明書

銀行残高証明書を出してもらう銀行に「英文の」銀行残高証明書を依頼して発行してもらいます。学校の入学手続き時も必要だったはずです。ビザ面接日から3ヶ月以内の銀行残高証明書を取得しましょう。金額は、多めだと良いでしょう。

3、学校の入学許可証(I-20)

学校が決まり、入学申込手続きを行うと I-20 を発行してもらえます。I-20 は原本が郵送されてくることになります。

通常入学申込手続きを行い、入学許可が下りてから、手元に届くまで3週間ほど掛かります。

4、証明写真の撮影

5×5cm、6ヶ月以内に撮影した背景「白」のカラー写真1枚。眼鏡をかけた状態の写真は不可となりました。一応「証明写真のデジタルデータ」も忘れずに。

5、ビザ申請書類DS-160の作成

申請書類、DS-160をオンラインで作成します。全て終わるまで1時間半~2時間ぐらい掛かりますが、保存が出来るので中断して再開することもできます。最後に完成ページを在日米国大使館及び領事館に提出するので印刷してください。下記の動画で詳しく説明してます。

>>在日米国大使館DS-160オンライン申請書作成の詳細(外部リンク)

6、面接予約&ビザ申請料金の支払い

面接日は、渡航日や授業開始日を考慮し、十分余裕をもって選びましょう。書類に不備なく普通にビザが発給される場合は、面接後1週間~1ヶ月ぐらいで手元に届くことでしょう。郵送(プレミアム配達)の場合は、別途料金を支払う必要がありますが、東京以外在住の方は郵送してもらうことをオススメします。また、面接予約確認ページ、申請料金支払いの領収書も印刷しましょう。両方とも在日米国大使館及び領事館に提出します。下記の動画で詳しく説明してます。

7、SEVIS費用を支払う

I-20 に記載されている「SEVIS ID」を元に、下記サイトで費用を支払い、領収書を印刷しましょう。領収書もビザ申請に必要です。下記の動画で詳しく説明してます。

>>SEVIS費用の支払いサイト(外部リンク)

札幌・福岡で面接を受ける場合は、上記用意した書類を面接日の1週間前までに領事館に郵送します。なお、郵送するパスポートはコピーでよく、原本は面接当日に持参します。

>>申請方法@札幌・福岡(外部リンク)

東京・大阪・那覇で面接を受ける場合は、上記の書類はすべてクリアファイルにまとめて入れて、面接日に持参して提出します。

8、補足書類

  • 本国に財務的、社会的、家族的な強いつながりがあり、米国での留学プログラムの終了後に確実に帰国することを示す書類。
  • 高校生は成績証明書。
  • 英文のエッセイ。

インウェブアウト留学センターでは、面接の際、補足書類として英文でのエッセイを準備することをお勧めしております。ハワイで勉強する理由、ハワイでの勉強プラン、就学終了後の帰国の意思を伝えます。結果、自分の中でプランが定まり、面接時もスムーズに行くことになるでしょう。インウェブアウト留学センターでは、ご相談に乗りながらお客様と一緒にエッセイを作成致します。詳細は下記の画像からご確認ください。

注意点

  • ビザのついたパスポートが実際にお手元に届くまでは、変更、キャンセルの出来ない航空券等の手配はなさらないでください。
  • アメリカに学生ビザで入国できるのは、I-20 に記載されている授業開始日の30日前からです。

アメリカ大使館での面接の際のポイント

下記3つのことを説明出来るようにして下さい。

  1. なぜアメリカで、なぜその学校で勉強したいのか?
  2. その学校でのステイ後、自分の国に帰ることを示す
  3. 留学経験を将来にどのように役立たせるのか?

面接に関するアドバイス

  1. 在日米国大使館及び領事館での面接はフォーマルです。正装をすることをお勧めします。
  2. 面接は基本的に英語で行われますが、日本語で話す場合も多いです。
  3. 本人が18歳以上の場合、親族や友人とともに面接することはできませんのでご注意下さい。
  4. 面接では、質問に対し、正確に答えるようにして下さい。
  5. 答えはなるべく短くするようにして下さい。ビザ面接官はできるだけ多くの方の面接をしようとしています。

面接はビザ申請者がアメリカ滞在後、自分の国へ帰ることを確認することを質問してきます。その際に提示する文章があればビザ面接へ持って行くのもいいでしょう。例えば、

  1. 帰国後、働く会社が決まっていればその証明
  2. 現在の雇用人から帰国後も会社で働ける許可を証明出来る文章
  3. もし兄弟の中でアメリカ滞在後日本に帰国した人物がいれば、学校の Diploma、あるいは雇用人からの証明。またその兄弟のパスポートに記録があればそれも証明になります。
  4. 現在通っている学校にアメリカ滞在後戻る場合、その学校から成績表
  5. 土地所有権、あるいは家業の証明
  6. 婚姻証明書、出生証明書
  7. その他アメリカ滞在後、帰国することを証明できるもの

アメリカ非移民ビザ面接の手順

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